ラターブル/クダカシェフがゴー・ミヨ新人賞受賞!


「Gault&Millau(ゴー・ミヨ)」とは料理評論家アンリ・ゴー(Henri Gault)とクリスティアン・ミヨ(Christian Millau)によるレストランガイドで、ミシュランと並び、フランスで最も強い影響力を持つガイドブックのひとつです。創刊は1969年。評価の基準は料理・ワインの質、サービス、雰囲気、値段など。高評価のレストランには1〜5つのコック帽が表示されます。出版数で勝るミシュランに対し、ゴー・ミヨは料理の質を純粋に評価するという潔癖さにおいて勝る、という見方もあるようです。

この「Gault&Millau2012年」において、ラターブル・ブレッツカフェはコック帽2つを獲得、と同時に久高 シェフに「ブルターニュ地方の若い才能賞」が授与されました。Fumio KUDAKAはフランスのLes Maisons de Bricourt (Olivier Roellinger), Auberge de L’Eridan (Marc Veyrat)らを経て、2007年ジョージアンクラブ東京にてミシュランの一つ星を獲得。その後再度フランスに渡り2010年2月、海辺の街カンカルにて、ブレッツカフェプロデュースの下、ラターブル・ブレッツカフェをオープン。日仏両方の料理の技術を取り入れ、豊かな地元の素材を活かしたバラエティ豊かな料理を提供しています。

以下、Le Télégramme.com (2011/11/8) より
*************************
Gault&Millau 久高シェフ "jeune talent breton"
(才能ある若手シェフ、ブルターニュ地方)
カンカルの和食レストランLaTable BREIZH Caféの久高章郎シェフ(47歳)が、2012年版のGault&MIllauガイドで注目の登場を果たした。久高シェフはこのガイドから2つトック(最高は5つトック。トック=コック帽)を受け、またフランスの22の地方から1人ずつ選ばれる「22 jeunes Talents(22人の若き才能)」の部門でもブルターニュ地区代表として選ばれた。
(注・ミシュランガイドは星の数でレストランを評価しているが、トック帽の数でレストランを評価するのがゴーミヨ。以前は20点満点の点数で評価されていた。注目すべきは、巻頭にある「Cuisinier de l'annee(今年の料理人)」が誰に選ばれるかということ。またフランス22の地方から1人ずつ選ばれる「22 Jeunes Talents」といった部門もある。)

「そしてブルターニュ地方の若き才能は......久高章郎氏です。」ドアの側に立っていたシェフは、受賞の瞬間、おもわず笑みを浮かべた。47歳の日本人がゴーミヨによって「ブルターニュ地区の若き才能」に選ばれるという興味深い出来事。昨日、パリでは威厳ある黄色い表紙のこのガイドの新刊を記念したセレモニーが行われていた。この場で、4つトックを既に獲得しているミッシェル・ポルト氏が「今年の料理人」に選ばれた。かつてKenzo氏の自宅であった美しい和の趣の邸宅に フランスのガストロノミーがひしめきあった。

『本当の蕎麦の国は日本』
オリビエ・ベラン、ブノワ・ベルトラン、ジャン=フランソワ・ピエージュなどのフランス美食界の大御所が立ち並ぶなか、ラファエルと呼ばれている久高シェフは「若き才能」といわれ、面映い様子であった。彼の居場所はカンカル La Table BREIZH Café の厨房。特にオリビエ・ローランジェ氏やマーク・ヴェイラ氏などに師事した久高シェフは地域の食材を生かした和食を提案している。「”スシ”や”ヤキトリ”などの日本料理ではありません。ブルターニュの食材であるリンゴや日本にはないオマール、アンドゥイユや豚などを使い、きめ細やかな料理を提供しています。」そして蕎麦も?「はい、蕎麦も。本当の蕎麦の国はブルターニュではなく日本なのです。ただしガレットにはせずに麺として食べるのですが。」彼はディナール出身のブルターニュ女性と 結婚し、16年前からブルターニュを頻繁に訪問しているが、まだ少しためらいがちなフランス語で表現する。ためらいがちではあるが確信を持ってシェフはこう語る。「ブルターニュを深く愛しています。わたしは沖縄出身なので海の近くで暮らしたいといつも思っていました。ブルターニュの人々は日本人の文化に通じる何かを持っていると思います。」

『東京のシードルバー』
表現方法やフランス語に詰まったりすると、シェフは同席しているベルトラン・ラーシェ氏に助力を求める。彼はフジェール出身で、 このカンカルの和食レストランの真の推進者。彼こそが「日本におけるブルターニュ大使」であり、かの国に8つのクレープリーを持ち、ヴァルドランスのシードルを輸出し、近々東京にシードルバーをオープンする予定である。その彼こそが、このカンカルの彼のクレープ リーの上階に和食レストランをオープンしようと思いついたのだ。「わたしの妻は日本人で、シェフの奥さんはフランス人です。日本を対象にしてクレープリーを開き、わたしの故郷を知ってもらいたかったのです。逆に今度はブルターニュに和食レストランを開き、二つの文化の橋渡しができたらと思っています。」Glen Recourt


カンカル/ラターブルのサイトはこちらから:
http://www.breizhcafe.com/